ネザーランドドワーフに限らずうさぎを飼っていると、避けて通れないのが「換毛期(かんもうき)」。
これは季節の変わり目に起こる自然な生理現象で、年に2回(春と秋)
古い毛が抜けて新しい毛に生え変わる期間です。
個体差はありますが、ネザーランドドワーフは毛が密で細かいため、換毛が始まるとふわふわの毛が大量に抜けることもあります。
換毛期の時期とサイクル
- 春(3〜5月) … 冬毛から夏毛へ
- 秋(9〜11月) … 夏毛から冬毛へ
ちろるも例にもれず、年に2回、ごっそりと毛が抜ける換毛期があります。
普段はふわふわな毛並みですが、この時期はまるで抜け毛の嵐。
軽く撫でただけでも、ふわっと毛が舞うようになります。
換毛期に見られる変化
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毛がまとまって抜ける
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毛並みにムラが出る(ライン状に抜けたり、生え変わりの境目が出る)
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毛を飲み込むことで便に毛が混じる or 毛球症のリスクが高まる
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体力を使うため、疲れやすかったり、眠そうになる子も
ちろるは、見た目では元気いっぱいですが、身体をペロペロする頻度が増えるため、毛球症予防のためにもブラッシングが欠かせません。
換毛期にやるべきケア
1. ブラッシング
もっとも大切なのが「抜け毛を取り除く」こと。
ちろるは、DIATOLIB社製の「ピロコームE1」を使って優しくブラッシングをしています。
…が、実はちろるちゃん、ブラッシングが大の苦手(・×・)!!!
ぷっぷっ!ぷっぷ!!と文句を言いながら足ダンもして、全力で怒ります、、、
終わった後には必ずお気に入りのおやつ(ドライフルーツなど)でご機嫌を取っています(笑)。
飲み込んだ毛がお腹に詰まってうんちが出なくなると、餌が食べられなくなります。
うさぎにとって食事が食べられないというのは、私たち人間より命の危険です。
そうならないためにも、こまめなブラッシングや牧草などの適切な餌をやることで、毛玉の排出をうながしましょう。
2. 掃除と空気の管理
部屋の中に毛が舞いやすくなるため、床にはコロコロをこまめにかけて清潔に。
ちろるちゃんのケージには「GEX ラビんぐ エアグルーム(換気扇)」を設置して、舞い上がった毛をしっかり吸引する工夫もしています。
うさぎさんが気にならないようでしたら24時間365日つけっぱなしが理想です。
神経質なうさぎさんには音がストレスになってしまうので
設置後、ちゃんと睡眠や食事がとれているか観察してあげてください。
うさぎさんが普段過ごしているケージに取り付けることで、中に溜まった暑い空気を吸い出すことが出来ます。
除湿効果もあります!
(冷却効果はないので夏は保冷剤などで温度を下げてあげてください。)
出来るだけうさぎさんに風が当たらないように設置するのが理想ですが
それは難しいので、チロルはケージの端の方に設置してます。
フィルター
フィルターは取り換えることが出来るので換気が弱まってきたら交換してあげて下さい。
音
強・弱で換気の強さを変えれます。
ボォーボォーと音がしますが、弱だと控えめな音なので気になりにくいです。
電気代
LOW・・・約1.9円
HI・・・約2.5円
1か月使用(31日計算)で約58.9円と約77.5円
設置の仕方
固定ネジは十字になっているので、しっかり固定が出来ます。
内側からネジを固定したら終わりです!簡単!
ケージとフィルターの間に隙間があるので舐めたり噛んだりする心配がないです。
コードはうさぎさんが噛んでしまうと感電や漏電の恐れがあるため、うさぎさんに届かないよう気をつけてください!!
もし、噛んでコードを切断してしまった場合
うさぎさんに異常がないか確認し、換気扇の電源を切ってから、慎重にコンセントを抜いてください。
コードのみ販売しているので、交換してあげてください。
3. 水分補給と食事
毛を飲み込んでしまっても、消化がスムーズなら排出されやすくなります。
そのためにも、牧草をたくさん食べてもらうこと、水分をしっかりとることが大切です。
換毛期のNGポイントと注意
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無理なブラッシングはストレスに
→ 嫌がる時は無理せず、毎日少しずつ分けて行うのが◎
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ブラッシング後はおやつでリセット
→ ブラッシング=嫌なこと、という印象を和らげましょう
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毛球症に注意
→ 便の様子(小さくなったり、毛が混じっている)には特に注意
ネザーランドドワーフの換毛期は、体調管理やお世話の面でも少し大変な時期。
でも、しっかりと準備してサポートしてあげれば、愛うさぎさんの健康を守りながら、絆も深まるチャンスでもあります。
ちろるも、ぷっぷっと怒りながらも、終わったあとのおやつタイムにはすっかりご機嫌に。
そんな姿もまた愛おしく、毎年の換毛期は“ちろるとの季節行事”のひとつになっています。