ちいさな耳とちいさな命

不妊治療と妊娠中、子育ての記録。ネザーランドドワーフとの生活についても。

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ネザーランドドワーフってどんな性格?〜なつく?なつかない?〜

 
ネザーランドドワーフは、うさぎの中でも特に人気のある品種のひとつ。
まんまるなお顔に小さな体、短い耳が愛らしい姿にひと目ぼれしてお迎えを考える方も多いと思います。
でも、「実際どんな性格なの?」「お世話は難しい?」と気になることもたくさんありますよね。

 

今回は、ネザーランドドワーフの一般的な性格の傾向と、

実際に暮らしているちろるの様子を交えながら、「本当の魅力」をお伝えできたらと思います。

 

 


ネザーランドドワーフの性格とは?

うさぎ=おとなしいペットと思われがちですが、

ネザーランドドワーフはけっこう「自分の意思をはっきり持った子」が多く

一般的にこんな性格の子が多いと言われています:

  • 警戒心が強く、人に慣れるのに時間がかかる
  • 好奇心は旺盛だけど慎重派
  • 活発で元気に走り回ることが好き
  • かまいすぎはNG。抱っこは苦手な子が多い
  • 人との距離感を大切にするタイプ
  • 縄張り意識が強めな子もいる
  • 表情や態度で気持ちを伝えてくれる、おしゃべり上手
つまり、「ぴょんぴょん跳ねて甘えてくる!」というよりは、ちょっとツンデレで自分のペースを大事にする子が多い印象です。
 

見た目のイメージだけでお迎えすると、「思ってたより気まぐれ?」「人懐っこくないのかな?」なんて、戸惑うこともあるかもしれません。

 
その分、信頼関係ができたときの喜びはとっても大きくて、
近くにちょこんと座ってくれたり、なでなでを受け入れてくれたりすると、思わず涙が出そうになるほどです。

 


 
【ちろるの場合】
ちろるも、そんなネザーランドドワーフの“らしさ”がぎゅっと詰まった子です。
お迎え当初は、ケージのすみでじーっと固まって、こちらの様子をうかがってばかり。

お迎えしてから一週間は、ストレスになることを避け、お世話の時以外は覗いたり声を掛けたりしていません。

ケージに毛布をかけて、なるべく静かにしていました。

手を近づけると、ぴゅっと逃げちゃうこともありました。
 
でも、時間をかけて少しずつ心の距離が縮まって、今では
気に入った場所でのんびりごろ〜ん
ごはんの時間になると、待ちきれずにソワソワ
気分が乗ったときだけ「なでてもいいよ」アピール
完全にちろる流マイペースライフを送っています!
 
特にちろるは、「わたしはわたし」な性格で、
嫌なことは全力で「イヤ!」と主張してくるし、気が乗らないときはどんなに呼んでも知らんぷり(笑)
そんなちろるの性格に、いまではすっかり癒されています。

 


ネザーランドドワーフと仲良くなるために大切なこと

1.最初は「見るだけ」「話しかけるだけ」でOK

お迎えしてすぐの頃は、とにかく何もかもが初めてで不安だらけ

人の手、声、におい、音…すべてに緊張しています。

  • ケージ越しに、名前をやさしく呼んであげる

  • 静かに近くで座って、気配に慣れてもらう

  • 見つめすぎない、手を急に入れない(うさぎにとってはストレス)

 

【ちろるの場合】

お迎えして一週間は触ったりせず、名前を呼びながら話しかける時間を大切にしていました。

優しく声を掛けながら、ただそばにいるだけ。

それだけで、少しずつ表情がゆるんできたのを覚えています。

 

2.手からおやつをあげて

「この人=いいことがある!」と覚えてもらう

食いしんぼうなうさぎには、ごほうびが効果的。

無添加のドライ野菜やドライフルーツ、乳酸菌タブレットなど、少量のおやつを手からあげることで距離が縮まります。

  • 急に手を出さず、自分から近づいてくるのを待つ

  • 最初は床に置いたおやつ → 慣れたら手のひらにのせる

 

【ちろるの場合】

最初は手のにおいをクンクンするだけで食べなかったのですが、

「いつもくれる人=安心な人」と覚えてからは、ちょこんと前足をのせてくるように。

 

3.「なでなで」はごほうび!でもタイミングが大事

うさぎは本来、触られるのがあまり好きではありません。

でも、タイミングが合えば、気持ちよさそうに目を細めてなでなでされることも。

  • 自分から近づいてきたときに、頭をなでる

  • 「もっとなでて〜」のサイン(あごを地面につけて伏せる)を見逃さない

  • 抱っこより、まずは「頭なで」が仲良くなる第一歩

 

【ちろるの場合】

「なでてほしいときは、ここに来る」という自分ルールがあるみたいで、

今でもその場所にちょこんと座って「なでて待ち」していることがあります(笑) 

 

4.無理に触らない・追いかけない=信頼される近道

うさぎは、自由を大切にする動物

だからこそ、無理に構おうとすると、「この人は危険かも…」と心を閉ざしてしまいます。

  • 自分から寄ってきたときだけ、そっと関わる

  • 捕まえる・持ち上げるなどは、最小限に

  • 追いかけない(特に放牧中は自由に過ごさせてあげる)

信頼関係ができると、触らなくてもそばに来てくれるようになります。

 

5.毎日のルーティンを大事にする

うさぎは「決まった時間・決まった行動」が好きです。

ごはん、放牧、なでなで、声かけ…毎日同じリズムで接していると、

少しずつ「この人の生活に安心してなじんでいいんだな」と感じてくれます。

 

【ちろるとの日課】

  • 朝:エサをあげる→ 「おはよう」「なでなで」

  • 夜:室内で散歩 → おやつ → エサをあげる→就寝

このリズムが崩れると、ちろるは「今日、違うよ?」とばかりにジーっと見てきます(笑)

 


まとめ:うさぎとの信頼関係は“ゆっくり育てるもの”

ネザーランドドワーフは、すぐにベタベタ甘えてくるタイプではないかもしれません。

でも時間をかけて向き合えば向き合うほど、その子なりの愛情表現を見せてくれるようになります。

ある日ふと、「こんなに近づいてくれるようになったんだ…」と気づく瞬間がやってきます。

 

ちろるも、最初は触ることすらできなかったのに、

今では自分からぴょこんと寄ってきて、まったり過ごしてくれる大切な存在になりました。

 

焦らず、比べず、その子のペースを大切に。

それがネザーランドドワーフと仲良くなるための、一番の近道です。

「うさぎと心が通じ合うって、こういうことかも」

そんなあたたかい気持ちを、きっとネザーランドドワーフは教えてくれます。

 

 

 

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