今回は、ネザーランドドワーフの一般的な性格の傾向と、
実際に暮らしているちろるの様子を交えながら、「本当の魅力」をお伝えできたらと思います。
ネザーランドドワーフの性格とは?
うさぎ=おとなしいペットと思われがちですが、
ネザーランドドワーフはけっこう「自分の意思をはっきり持った子」が多く
一般的にこんな性格の子が多いと言われています:
- 警戒心が強く、人に慣れるのに時間がかかる
- 好奇心は旺盛だけど慎重派
- 活発で元気に走り回ることが好き
- かまいすぎはNG。抱っこは苦手な子が多い
- 人との距離感を大切にするタイプ
- 縄張り意識が強めな子もいる
- 表情や態度で気持ちを伝えてくれる、おしゃべり上手
見た目のイメージだけでお迎えすると、「思ってたより気まぐれ?」「人懐っこくないのかな?」なんて、戸惑うこともあるかもしれません。
お迎えしてから一週間は、ストレスになることを避け、お世話の時以外は覗いたり声を掛けたりしていません。
ケージに毛布をかけて、なるべく静かにしていました。

ネザーランドドワーフと仲良くなるために大切なこと
1.最初は「見るだけ」「話しかけるだけ」でOK
お迎えしてすぐの頃は、とにかく何もかもが初めてで不安だらけ。
人の手、声、におい、音…すべてに緊張しています。
-
ケージ越しに、名前をやさしく呼んであげる
-
静かに近くで座って、気配に慣れてもらう
-
見つめすぎない、手を急に入れない(うさぎにとってはストレス)
【ちろるの場合】
お迎えして一週間は触ったりせず、名前を呼びながら話しかける時間を大切にしていました。
優しく声を掛けながら、ただそばにいるだけ。
それだけで、少しずつ表情がゆるんできたのを覚えています。
2.手からおやつをあげて
「この人=いいことがある!」と覚えてもらう
食いしんぼうなうさぎには、ごほうびが効果的。
無添加のドライ野菜やドライフルーツ、乳酸菌タブレットなど、少量のおやつを手からあげることで距離が縮まります。
-
急に手を出さず、自分から近づいてくるのを待つ
-
最初は床に置いたおやつ → 慣れたら手のひらにのせる
【ちろるの場合】
最初は手のにおいをクンクンするだけで食べなかったのですが、
「いつもくれる人=安心な人」と覚えてからは、ちょこんと前足をのせてくるように。
3.「なでなで」はごほうび!でもタイミングが大事
うさぎは本来、触られるのがあまり好きではありません。
でも、タイミングが合えば、気持ちよさそうに目を細めてなでなでされることも。
-
自分から近づいてきたときに、頭をなでる
-
「もっとなでて〜」のサイン(あごを地面につけて伏せる)を見逃さない
-
抱っこより、まずは「頭なで」が仲良くなる第一歩
【ちろるの場合】
「なでてほしいときは、ここに来る」という自分ルールがあるみたいで、
今でもその場所にちょこんと座って「なでて待ち」していることがあります(笑)
4.無理に触らない・追いかけない=信頼される近道
うさぎは、自由を大切にする動物。
だからこそ、無理に構おうとすると、「この人は危険かも…」と心を閉ざしてしまいます。
-
自分から寄ってきたときだけ、そっと関わる
-
捕まえる・持ち上げるなどは、最小限に
-
追いかけない(特に放牧中は自由に過ごさせてあげる)
信頼関係ができると、触らなくてもそばに来てくれるようになります。
5.毎日のルーティンを大事にする
うさぎは「決まった時間・決まった行動」が好きです。
ごはん、放牧、なでなで、声かけ…毎日同じリズムで接していると、
少しずつ「この人の生活に安心してなじんでいいんだな」と感じてくれます。
【ちろるとの日課】
-
朝:エサをあげる→ 「おはよう」「なでなで」
-
夜:室内で散歩 → おやつ → エサをあげる→就寝
このリズムが崩れると、ちろるは「今日、違うよ?」とばかりにジーっと見てきます(笑)
まとめ:うさぎとの信頼関係は“ゆっくり育てるもの”
ネザーランドドワーフは、すぐにベタベタ甘えてくるタイプではないかもしれません。
でも時間をかけて向き合えば向き合うほど、その子なりの愛情表現を見せてくれるようになります。
ある日ふと、「こんなに近づいてくれるようになったんだ…」と気づく瞬間がやってきます。
ちろるも、最初は触ることすらできなかったのに、
今では自分からぴょこんと寄ってきて、まったり過ごしてくれる大切な存在になりました。
焦らず、比べず、その子のペースを大切に。
それがネザーランドドワーフと仲良くなるための、一番の近道です。
「うさぎと心が通じ合うって、こういうことかも」
そんなあたたかい気持ちを、きっとネザーランドドワーフは教えてくれます。